家賃が下がりやすいシーズンはいつ?

家賃 (2)

不動産会社の繁忙期は卒業シーズンから

不動産会社にとってもっとも繁忙期となるのが3月から4月頭の新年度ということはきっと皆さんご存知だと思います。毎年企業の異動シーズンになったり、新社会人や新入学生の一人暮らしがスタートするシーズンでもあるために、引越しや新居を探すという人が増えるためです。

強気な営業の不動産屋が増える

この季節は、素早く引っ越しをして新居での生活を始めなければ学校や仕事に支障をきたしてしまうため、家賃や間取り、周辺環境で少しの妥協をしてでも入居をする人が多くいます。そして、同様に引っ越し会社も繁忙期であるため予約を取るのすら難しいことも。

このように新年度の繁忙期には多くの人が物件を求めている人がいるので不動産会社も強気の営業をしてくることがあります。強気の営業とは、家賃交渉をすれば普段は値下げをするような物件でも値下げをしないこともありますし、不動産会社によっては一時的に家賃の値上げをして物件広告を出すこともあります。

閑散期を狙え!

繁忙期の引っ越しはこのように家賃や間取り、環境の面で妥協が必要となると、逆に閑散期であれば理想的な物件に出会える可能性も出てくるということが考えられます。引越し時期を調整できる場合には、少しでも条件の良い物件に住むためにこのような閑散期を狙うという方法があります。

不動産業界の閑散期は秋口まで続く

不動産業界にとっての最も繁忙期というのは、新年度開始の3月から4月の頭にかけてですが、早い人は年明けから内示がされたり新年度準備が始まります。そのため、年末から年明けの3月くらいまでは継続して物件の入れ替わりがあります。

次に忙しいのが、人事異動や結婚式が多い9月から年末までの時期です。とくに、9月から翌年の3月までは恒常的に空き物件が新しい入居者が入ることが多く、不動産業界にとってそれなりに忙しいシーズンとなっています。これらのシーズン以外の4月上旬から9月上旬までのシーズンは、比較的客足が少なく閑散期であると言えるでしょう。

家賃が下がりやすいシーズン

そのため、言い換えると9月から4月の上旬までに入居者が見つからなかった物件は、9月までの5か月間近く新しい借り手がつかない可能性が出てきてしまいます。そこで、この季節には物件開始にはとてもお勧めな季節です。

また、閑散期であるので、不動産会社を訪れる人も少ないので親身になってゆっくり話を聞いてもらうことができることも多いです。敷金や礼金、家賃の値下げ交渉がしやすいですし、実際に値下げが行われるような場面があります。とくに新築一戸建てのような物件は金額の揺れが大きくなっています。

引越し業者の繁盛期・閑散期は重なる

ちなみに、不動産業界の閑散期と同じく、引越し業者も閑散期を迎えているので、その料金を抑えることができる可能性が高くなります。料金もトップシーズンに比べて半額程度に抑えられることもありますし、引越し日や時間についても都合がつけやすいことが多いです。

このように、閑散期に入居時期をずらすことでたくさんメリットが得られることがあります。無理にトップシーズンに引越し時期を調整して、あまり納得できない物件に住むならば、閑散期に引っ越しをしたほうが納得出来る物件を選びやすくなります。